2013/04/14

世の中のチョコレートを分類してみた(その1)















最近、デパート等で売っているチョコレートの数が多過ぎで、
いったい何を買うべきか混乱する事がある。

そこで、もう少し効率的にチョコレートライフを送る為にも、
今までの経験を元に、幾つかの観点に分けて整理してみた。

今回はそのうちの一つ、販売のされかたについて。

とくに、「昔からゴディバが最高級と言い聞かされ、今でもそう思っている。」
という人がいたら、これをみて洗脳を解くべきだ。


いろいろな販売のされ方があるのだが、大雑把に以下の三つに分類してみた。


■(分類1)高級ブランドイメージ構築系

大々的な広告やキャンペーンを実施するなどの巧妙なマーケティングにより、
製品に高級なイメージをもたせ、高い値段で売ることに成功しているメーカー。

・この分類に属するメーカー
ゴディバ、ジャン=ポール・エヴァン、ピエール・マルコリーニ、他

香料や甘味料などで品質をごまかしたり箱のつくりがイマイチだったりするのに、
値段だけは圧倒的に高い。そのため、個人的には否定的な印象をもっている。

ただし、プレゼントするなら最高だ。知名度のあるメーカーだし、値段が高い事も
皆が知っているので、失敗はない。もらった相手も絶対に悪い気分はしないはず。

・品質★★(良い)
・値段★★★(非常に高い)


■(分類2)マスマーケット販売系

市場に大量のチョコレートを安価で供給するメーカー。
値段が安くスーパーマーケットでも買えるので、いつでもどこでも購入できる。

・この分類に属するメーカー
明治、森永、コート・ドール、ネスレ、他

もはや説明の必要のない、お馴染みのチョコレートメーカー。
殆どの人は、この分類のチョコレートを一番食べているはず。僕もそのうちの一人。

・品質★(普通)
・値段★(安い)


■(分類3)品質追求系

上質の素材を厳選し、最高の味と品質を追求することに重きを置いているメーカー。
利益は二の次であり、価値のある製品を作ることを一番に考えている。

・この分類に属するメーカー
アメデイ、ヴァローナ、ドモーリ、他

小規模生産かつ宣伝にもお金をかけない為、知名度は低い。
それゆえ、購入手段がネット販売しかなかったり、手に入れづらいのが特徴。
高品質のわりには、価格が良心的。個人的には一番好感が持てるメーカー。

・品質★★★(とても良い)
・値段★★(高い)



まとめると、チョコレートを買う場合は、以下の使い分けができるとよいと思う。
 ・たまに贅沢するなら「品質追求系」
 ・誰かにプレゼントするなら「高級ブランドイメージ構築系」
 ・日常的に(おなかが空いた時などに)食べるなら「マスマーケット販売系」

2013/04/07

レストラン「俺のフレンチ」のポジショニング












行ったことがないけれど、最近、何かと話題になっているレストラン。
何故これほど行列ができるほど繁盛しているのか、思ったことをメモ的に書いておきます。


まず、「俺のフレンチ」がここまで成功しているのは、
今までにない変わったポジションをとったからだと思っています。

つまり、今までのレストランは、次のように、
料理、サービス、インテリア・雰囲気の質が同じであることに対して・・・








「俺のレストラン」は、次のような新しいパターンをとったということです。





これは、クォリテイの高い料理を、小屋のような店内で立ち食いをするという
両極端なポジションです。そしてそれが、不況の世の中、一部の顧客の
ニーズを捉えたのだと思います。

素晴らしい発想ですね!

ただ、僕は、レストランで大切なことは、料理だけではなく、サービスや
お店の雰囲気にもあるものだと思っているので、多分このお店にはいきません。



■おのずと気になってくるのは・・・

気になるのは、次のような両極端パターンでも、
新境地を開けるんではないか?という疑問ですね。


パターン⑤は、サービスだけ抜群なお店。これは、、、なんというか、
突き詰めていくとホストクラブとか、そういう方向になっちゃいそうな気がします。

パターン⑥ってのは、うーん、これはレストランである必要はないよねー。
美術館とか、そんなところかなって思ってしまいます。


時間のある時にもっと真剣に考えてみなくちゃいけないけれど、
結論としては、⑤⑥で新境地を開くのは難しそうです。